2010年09月19日

診察①

北原医師は挨拶を交わしながらも、無理に診察を入れたのに
笑顔も見せてくれた。

そして、真っ先に質問されたことがこれ。

「沖縄でてんかんの症状で倒れたときに、救急車を呼んで搬送したら一番近い病院まで何分かかりますか?
また、受け入れてくれる病院はありますか?」

大丈夫です。

「というのも、脳腫瘍には、てんかんはどうしてもついてきます。その時に、地元に戻ってきちんと受け入れてくれる病院がないと、患者さんが大変な思いをされる。手術だけして、ハイ、それで終わりでじゃ僕はちょっと納得いかないからね。ここだけは必ず確認しておきたいのよ。」

いよいよ本題。

地元の大学病院で言われたことを伝えた。

「その病院で言われた通り、悪性の脳腫瘍で間違いないと思います。」

やっぱりね~

「僕はあなたの脳腫瘍はこれじゃないかなって予想している脳腫瘍があるんだけど、もしあなたのがそれで、グレード4なら、僕の医者をしてきたこれまでの経験から生きている人を知りません。なのでそのような方には、手術は勧めずに、家族などと、余生を楽しむ方向を勧めます。」

・・・・????? 私のことですか?

「でも、グレード3なら、術後20年以上生きていて今もご健在の方も知っています。それくらい、3と4では大きな違いがあります。あなたの腫瘍は、豆腐の中に根っこのある草が生えたみたいなものです。草と根が腫瘍でどこまで生えているかわからない。しかも、その草(腫瘍)は見えないので、脳と区別もつかない。大きさは握りこぶし大だから結構大きいね。」


こんなに詳しく自分の腫瘍について説明を受けたのは初めてだった。
しかも、わかりやすい。旦那もしっかりと聞き入っている。

何より感じたのは、患者を思ってくれているんだということ。



沖縄に帰ってからのことを開口一番たずねるなんてびっくり
トップに立つような医者なのに笑顔があり、優しくそれでいて距離感が近すぎないし遠すぎない。
不思議だけど、これだけは直感した。


この人に切ってもらいたいびっくり
もらおうびっくり!!
もらえないだろうか!?



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Posted by panada at 11:19│Comments(0)病院
 
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