診察②

panada

2010年09月19日 12:37

北原先生の話は続いた。

「ナビゲーションシステムを使って手術しますが、腫瘍のすぐ後ろに言葉をつかさどる部分があるので、言語に後遺症が残ると思います。でも、相手の言っていることはわかるし、命も今よりは長く生きられる。どちらがいいかご夫婦で考えてください。もし言葉を取るなら、再発の可能性はとても高くなります。あなたは、あだ34歳ですから、普通に考えて、これからの人生のほうが長いですから。どうしますか?うちで手術しますか?」


チャンスが来た

「その際は、先生に執刀していただけるんですか?」


「はい。僕がしますよ」



やったーーーーーーー



先生、私、4までいってないですよね?


「腫瘍を取った後、検査してみないとわからないけど、大丈夫じゃないかなとは思う。
ただ、早いほうがいいよ。お二人で外でオペをどうするか相談してきて。」


「私は、北原先生にお願いしたい。」と旦那に伝える。
旦那は、
「福島孝徳記念病院の意見も聞きたい」と言ってきた。

「わかった。明日そこにも行こう。でも、オペは先生にってのは譲らないから」と言うと
納得してくれた。

再度入室して、
「手術よろしくお願いします」
と頼むと段取りが始まる。すると奇跡が



翌週の火曜日に入っていた別の科のオペがキャンセルになり、先生の都合もあいているのでこの日が一番早くできるとのこと


しかも、この日をのがすと、11月の下旬まで先生も、オペ室も予約がいっぱいらしいのだ。

つまり、月曜に受診して、翌週の火曜日には手術なんてーーーー

なんて強運女なんでしょう



再度、廊下で待つことに。

旦那は、
「福島孝徳記念病院はよ?」と聞いてきたけど
「キャンセルしちゃおうよ」
と答えると
「即決しすぎだし、展開早すぎ。おまえは、運強いな」
ってか強すぎだろっっ
ま、そんなあたしを嫁にもらったあんたの宿命だからあきらめちゃいなさ~い


関連記事